指導者インタビュー
『生涯使える英語力を身につける場所。その場こそがEPSです!』
EPSの英語教育について、聞き手・石井宏宗さんが今井先生にインタビューしました。
聞き手紹介
聞き手:石井 宏宗さん
今井先生の英語理論と教育実績に共感し、インタビューを担当。
石井 宏宗(いしいひろむね)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了・博士(経営学)・サンシングループCEO。
中小企業7社の経営をおこない、明治大学大学院、信州大学大学院、明海大学で教壇に立ち、生きた経営を理論と実践の観点から学生に教えている。
主な著書に、『経営とは生きること』(税務経理協会)、『ガンガンわかる経営分析ワークブック』(創成社)など。
また、20代に4年間、某予備校で英文法の講座講師を務めた経歴も持つ。今井先生の英語理論と教育実績に共感する一人。
今回は、入試だけではなく、就職活動と社会人になってから、いかに英語力が問われているかを中心に今井先生と対談をおこなった。
本物の英語力とは受信力と発信力のバランス
今井先生、今日はどうぞ宜しくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。
今井先生はこの10年間、独自の英語教育方法で、数多くの生徒を難関高校や、かなりハイレベルな英語力がないと合格できない上智大学、早稲田大学などに進学させている実績をお持ちです。
最近では、「EPSに行けば本物の英語力がつく!」という口コミ情報も広まっているようですが、まず、今井先生の目指す英語教育、そして本物の英語力とは何か?という質問からさせてください。
まず、私が目指す英語教育は、学校英語と実用英語との融合です。
中学や高校で英語ができるというのは言うまでもなく、生徒達が大学生や社会人になってからも生涯にわたって使える英語力の養成を目指しています。
次に、英語力ですが、これは英語を受信する力と、発信する力に分けられます。受信する力は英語を読んで聞く力、そして発信する力は英語を書いて話す力です。
私が目指している英語力は、読む力と聞く力をバランスよく兼ね備えた状態です。
読めて聞けるようになって、英語を使う機会が継続的に得られれば、自ずと書いたり話したりすることができるようになります。
ですから、当校では、単に英文法を教えるだけではなく、私が“通訳訓練”と呼ぶ一連の訓練を通して、英語を読んだり聞いたりすることのできる子ども達を育てています。
なるほど、英語の受信力と発信力のバランス!英語教育方法としては、まさに理想ともいえますね。
実は私も20代前半の4年間、某予備校で中学生と高校生向けに英文法の講座講師をしていた経験があります。だからこそ、今井先生のコンセプトには強く共感できます。
しかし、言うは易し(笑)。この理想教育の実現は簡単な事ではありませんよね?
良質なオリジナル・テキストによる通訳訓練
少しでも理想の英語教育に近づけるよう、子供達の反応を見ながら、年代によって教え方を変えたり、レッスン後にはEPSオリジナルの教材を書き換えたりしています。
特に、教材に関しては、常に加筆修正を行っていますので、開校から10年経った今、教材は最高の形で仕上がっています。それでも、より良い教材を目指して、教材開発に取り組んでいます。
まず、オリジナル・テキストにEPSの秘訣がありそうですね。
今井先生は受験生から根強い人気を誇る著書、『中学・高校英語が12日間でマスターできる』(DHC出版)も執筆されていますから、オリジナル・テキストの信頼性の高さは保証できますね。
私も拝読しましたので、間違いありません。今は、私の家内が愛読中です(笑)。今井先生の著書は、TOEICに伸び悩む大学生にも薦めています。
とても分かりやすい、基礎力が身につく名著だと思います。
ところで、先ほど“通訳訓練”という意味ありげなキーワードがありました。オリジナル・テキストと通訳訓練がEPS英語教育のポイントのように思いますが、EPSで行う通訳訓練の内容を含め、大手予備校や大手塾との違いを、ズバリ!教えてください。
当校では読む力と聞く力を1:1の割合で伸ばしていきます。
一般的に、日本で教育を受けると、ある程度は読めても、聞くのは苦手というパターンに陥ってしまいます。それゆえ、学校英語や実用英語という言葉が存在するのでしょう。
どちらも同じ英語のはずですが、前者は文字による知識、後者は音声によるスキルという意味合いがあります。大手予備校や大手塾では、前者のみを追及する教育が行われています。
これに対して、当校では、中1の初めから、リピーティングやサイト・トランスレーションやリプロダクションなどの通訳の基礎訓練を徹底的に行います。
これによって、生徒達は、英語を英語の語順のまま理解できるようになりますし、読めるレベルで聞けるようにもなります。
そもそも、帰り読みをしないことで、より速く読めるようになるわけですが、さらに聞けるようになることで、話されるスピードで英文が読めるようになります。
近年、大学受験にしてもTOEICにしても、読解問題がかなり長文化しています。一昔前とは、比べられないほどの長さです。
速読力は、単に英語の試験だけではなく、デジタル情報化時代を生き抜くための重要な能力ですね。
就職活動と社会で求められる生涯の英語力
たしかに、現在の大学生の多くはTOEICの点数を取ることに夢中です。
就職活動では、最初に“エントリーシート”を書くわけですが、TOEIC730点以上ないと人気企業のエントリーシートさえ通らないのです。
ですからTOEICは就活の最大の武器!ともいわれています。さらにTOEICの点数が一定以上無いと、単位は取得しても学年進学出来ない大学も出始めてきました。
大学に入っても、結局、卒業する際は英語力の有無がネックになってしまうわけです。高校や大学受験のために英語を勉強するだけでは、もはや無意味な、とても厳しい時代といえます。
しかし実際に学生と接していますと、文法力が無い者が非常に多いことに驚きます。
最近は高校までのリスニング教育の重視や、短期ホームステイをしている学生も多いので、TOEICのListeningは400点取れる能力はあるようです。
ところがReadingでは200点程度しか取れない学生が多い傾向にあります。これでは、TOEICで730点を超えることは、ほとんど不可能になってしまいますよね。
繰り返しになりますが、日本では英語は読めるけど、聞き取れないという人がほとんどであると思います。
しかし実際にTOEICを受験してみると、なぜか苦手と思われるListeningセクションの得点が、得意であろうReadingセクションの得点よりも高くなる傾向にあります。
これは、それぞれのセクションの平均正解数を元に統計処理がなされているからです。受験の偏差値のようなものですね。
日本人全体は、Readingはある程度できるわけですから、当然、平均正解数が高くなります。そのため、人並みにしかできない人は、Readingのセクションではあまりよい点数が取れません。
これに対して、Listeningのセクションは、圧倒的に苦手な人が多いので、平均正解数は低くなります。人よりもちょっとできれば、Listeningのセクションで結構良い点数が取れます。
ですから、TOEICで高得点を取るためには、必然的に、Readingセクションでも得点ができるようにならなければなりません。
近年、英文法が軽視されているように思われますが、これがTOEICのReadingセクションで得点できない理由の1つですね。
もっと言えば、日本の英語教育では、文法の演習や読解演習ばかりしているという印象を受けがちですが、圧倒的に演習の絶対量が少ないからTOEICのReadingセクションで得点ができないとも言えます。
英語は言葉ですので、問題集を少しやった程度で、どうにかなるものではありません。
英文学者であった故・吉田健一先生も述べていますが、シェイクスピアなどの上質な英文を多く読み込むことが英語上達の近道であると言っています。
やはり良質な英語の読み込みが、英語の受信力と発信力を持つ源泉であり、英会話の上達にも応用できる。すなわち王道なのですね。
そのとおりです。当校では、定期テスト前になると一斉授業を一時中断し、個別指導に切り替えます。定期テストで最大限の結果を残すためです。
その際、私は中学生にも高校生にも、教科書を徹底的に読み込ませて、教科書の本文を覚えさせます。
高校のリーダーの教科書を覚えるのは、一見、気が遠くなるような作業のように思われますが、当校の生徒達はこれを当然のことと考え、取り組んでいます。
中学時代に行った通訳訓練、特にサイト・トランスレーションやリプロダクションの賜物ですね。
高校生達が、これを嫌がらずにやっているのは、ここだけの話、かなり嬉しい誤算です(笑)。
冗談はさておき、トロイ遺跡の発見で有名なハインリッヒ・シュリーマンは、音読によって文章を丸暗記する方法で何ヶ国語も習得したと言われています。
教科書を読み込むことによって、単語や熟語、構文、英文法など、ありとあらゆる英語のエッセンスが身につきますので、一石何鳥にもなります。
吉田健一とハインリッヒ・シュリーマン(笑)!一流の人間は、昔から同じことを言っているのですね。これが英語教育の本来あるべき理想の姿なのでしょう。
英語教育の理想を標ぼうし、実際に多くの生徒に本物の英語力を身につけさせてきたEPSの教育は、本当に凄いと思います。
ところで、就職活動に限らず、一般企業でも英語力が当然のごとく求められる時代になりました。
多くの日本企業ではグローバル化が進み、私が経営するような中小企業でも、それなりの英語力が必須な時代です。
英語力がないと、仕事にさえなりませんから。しかし、たとえば会社で社員のための英会話講座を提供しても、ついて行ける社員は少ないのが現実です。
英会話講座から脱落した社員の話を聞くと、文法の基礎力、つまり読む力がないことがわかります。
基礎力のない社会人が、今日からいきなり英会話!といっても非常に難しいのが現実と思うのですが。この点において、今井先生はどのような考えをお持ちですか?
英語教育の先にあるもの
英語はいつから始めても遅すぎることはありません。
しかし、学生時代に英語が苦手だった大人の方にとっては、最初の一歩を踏み出すのは大変なことでしょうし、英語学習を習慣化できるまで継続することはかなり難しいことかもしれません。
小さな子は、できるものは好きになります。中学生や高校生だって同じです。
学校の英語のテストでよい点が取れると、また次もがんばろう、よい点を取ろう、という意識が芽生えるようです。
ですから、英語教育が本格的に始まる中学の最初の段階で英語を得意にさせてあげることが何よりも重要です。
当校を卒塾していったOBやOGには、大学在学中や大学卒業後に海外の大学や大学院に留学をする子も少なくありません。
小さい頃から、彼らのことを知っていますが、どの子達も英語が好きだから、海外留学を決意したのでしょう。
「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、子どもたちを英語好きにさせる、そのためには英語を得意にさせるということが指導者である私の使命ですね。
子どもに自信をつけさせ伸ばしていく。英語教育に限らず、すべての教育の原点ですね!素晴らしいと思います。
私も一人の大学教員として、今井先生の教育者としての使命感に強く共感します。
教育とは、Face to Face、Heart to Heart、人間力!で伝わっていくものではないでしょうか。
指導者は良い教育メソッドを有しているだけではダメで、使命感というフィロソフィーが根底に必要ですね。
そうでなければ“英語教育の先にあるもの”は子ども達に伝わりません。
今井先生の子ども達への想いは、子ども達が一番良く知っているのだと思います。
だからこそ、ほとんどの子ども達が小学校から高校まで辞めずに成績を伸ばしていく。
単なる語学学校ではない、人生を生き抜く自信すなわち基礎力が養われるのでしょう。EPSの生徒は、幸せだと思います。
・・・・・・・
ところで、私も昔ながらの典型的な日本人でして、英語は読めても、いまだに話すことは苦手なのです。
大学院で留学生相手にJapanese Business Managementという英語の講座を受け持っていますが、どうしても壁というか限界を感じてしまいます。本物の英語力が無い証拠です。
今井先生、どうしたら良いでしょうか?私もEPSでやりなおしたい!社会人コースも、早く作ってくださいよ!(笑)
(苦笑い)
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